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ファイブ

○最新の更新○
2019/01/14 【部品交換】SEIKO PRESAGE SARK007
http://scientificwaches.blog.jp/archives/27817823.html

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【魔改ファイブ】SEIKO5 FLIEGER Mk.2 製作

先日製作した魔改造ファイブ、フリーガー・マークⅠは文字盤のクオリティが低く、使っていても「なんか残念」なので改良版のマークⅡを作っていきます。

➢マークⅠ製作記はこちら

 今回の改善点は、
・不揃いでしかもヒョロヒョロした鼻毛目盛りを改善
・塗装ムラをなくす
・6時上スペースが寂しいのでなにか文字を入れる
です。
 文字盤のロゴや「Automatic」表記のような文字については、ロゴなしのまっさらでシンプルなのが好きな人もいたり、「6000m=19685ft」表記などがプロフェッショナル時計感を盛り上げる、といろいろと文字やロゴが入っているのが好みの人もいたりして、まぁ、人それぞれでしょうか。
 私としてはデザインのコンセプトがはっきりしていて、全体で統一されていることが重要だと思います。シンプルなデザインのインデックス、無地単色文字盤なのにごちゃごちゃ文字が入っていたり、誰も6000mも潜水しないのに文字盤には6000mでの単位換算が書いてあったりするのはどうかと思います。

 マークⅡのコンセプトも相変わらず「プロフェッショナルなファイブ、フリーガー版」ですのでマークⅠの主なデザインを継承し、バーインデックス、長めの分・秒目盛り、コテコテの夜光、IWCの雰囲気、ということで・・・
 12時下にはSEIKOロゴと5盾マーク、6時上には・・・「CAB」表記を追加。
 CABとはタクシーのことでも、IT業界の就職試験でもなく、「国土交通省航空局」です。JALとかANAとかは特定の企業なので使えませんし、なんとなく航空のプロっぽさを追求して航空局にたどり着きました。ただのアルファベットの組み合わせなので無許可でも別に問題ないでしょう・・・

〈製作〉

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今回は文字盤をPCで作っていきます。
Excelの円グラフを利用します。

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60項目の表をつくり、それをグラフ要素データとして円グラフを作成します。
グラフスペースではなく円グラフの本体を選択し、書式設定ウィンドウで全体を単色で塗りつぶし、枠線を白色に設定します。

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グラフ上に円(楕円ではなく真円)図形をのせます。
グラフのほうが上にきてしまう場合は円図形を前面に移動させます。
円図形の書式設定で大きさを指定します。ピクセルではなく㎝や㎜で設定します。

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円グラフの中心と円の中心が等しくなるようにします。
うまくやる方法が有るといいのですが、よくわからないので目測です。


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ロゴや文字をいれていきます。
ネットで探したロゴや、セイコーのYouTube動画をスクショした画像からロゴをとります。
文字はExcelの方でテキストボックスを挿入します。

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いろいろ試行錯誤できるのがデジタルの良いところですね。

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拡大縮小なしで印刷します。印刷前に図形を全てグループ化しておいたほうが勝手にずれたりしなくて良いかもしれないですね。
印刷した文字盤が乾いたら、文字盤のサイズに合わせてコンパスカッターで切り取り、インデックスやロゴを張り付けていきます。

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先日製作したマークⅠの文字盤の表面をならして、上に貼り付けます。

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デイト穴は貼り付ける前に開けておいたほうが易しいです。
ロゴの貼り付けや文字盤への貼り付けは普通のスティックのり(強力)使用。

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ムーブメントへの固定は樹脂スペーサーに接着剤を塗って、ぺたりと貼り付けます。
接着剤がカレンダーディスクに付いたりしないように気を付けます。

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針をつけて、ケーシングして完成。
途中で秒針がどっか行ったので別のやつです。
夜光がついたので暗いところでも秒針が動いてるのがわかります。

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SEIKO5 Flieger Mk.Ⅱ(国土交通省航空局仕様)です。

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秒針に夜光がついたのは結構便利ですね。

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薄暗ければ夜光が見えるくらい強く発光します。



 時分針は使いまわしで基本デザインも全く変わっていませんが、それがブランドデザインってもんでしょw
 秒針紛失というハプニングから夜光付きの秒針をもってきたのですが、思いがけず改良となりました。もともとハック機能の無い7S搭載なので、「時計が動いてることの確認用」に秒針があるのですが、暗闇でも秒針が動いてるのが見えるようになって実用性が増したのではないでしょうか。プロフェッショナルなファイブのコンセプトにも合致します。 航空局仕様となりましたが、航空局の飛行検査機のパイロットがこれを使うことは無いでしょう・・・

〈copyrights@sugi5cats〉

【魔改ファイブ】 フリーガーなファイブ自作

フリーガー・アルムバンドゥーア【dir Flieger Armbanduhr】つまり航空腕時計。男心をくすぐる渋いフリーガーな時計がIWCとかShinとかから発売されています。特にIWCは非常にかっこいいのですがいかんせん高すぎます。ETAにそんなに払えるか!と負け惜しみを吐く前に、いっそ自分で作ってしまいます(もっと負けてる)

 我らがセイコーファイブは丈夫で安価故に世界中の過酷な環境で活躍するプロフェッショナル達に愛用されています。海外限定販売の7S搭載ダイバーに代表されるプロフェッショナルなファイブ。ミリタリーデザインは有りますがフライトデザインが少ない。しかも計算尺がついたりしたゴテゴテばかりで「フリーガー」でググって出てくるような渋いマークシリーズ風は無いです。ぜひラインナップして欲しいものです。。。
 ちなみにプロフェッショナルなファイブのイメージは、
・オメガのシーマスが便器の味のマティーニを飲む女たらしの殺しのプロフェッショナルなら、セイコーダイバーは海上連絡橋建設工事で毎日潜水する潜水士
・IWCがメルセデス・ベンツ・ウニモグならファイブはイスラム国のジハード戦士とか正規イラク軍とかAU(アフリカ連合)の連合PKO部隊が乗るケツにでっかくTOYOTAとかNISSANとペイントされたピックアップトラック
です。
 そんなプロフェッショナルなファイブにふさわしい質実剛健で渋いフリーガーなファイブを作っていきます。

〈分解〉
 何はともあれ分解していきます。分解についてはファイバーな方なら皆さんご存知のファイブ実験室をご参照下さい。

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裏蓋を開けるにはスクリューバック専用の開閉器が必要です。
開閉器の爪で傷つかないようラップで保護します。
開閉器はケチらないほうが良いです。
安価なものは固定が甘かったりします。


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画像の向きで開閉します。
開閉器の爪がしっかりと噛むまで締め上げてから。


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開きました。
次はローターを外します。
外さないでそのままローター側を下にしてムーブメント台に置くと、ローター軸が歪みますので必ず外します。


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ローターのネジは中央に向かって傾斜があります。


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ドライバーを削ってネジにピッタリの形状にすると確実です。


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ムーブメントを取り出すにはオシドリの凹みをピン先で押さえてリュウズを抜きます。


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取った部品は失くさないように箱に入れておきます。


〈製作〉

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文字盤の材料は0.5mm厚のアルミ板。
コンパスカッターで円形に切り込みを入れます。


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切り込む寸法を正確にしないとベゼルの文字盤用溝まではまりません。
上図だと文字盤が大きすぎです。
下図の様にリュウズチューブが全部見えるのが正解です。

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分度器を使って目盛りを入れます。
紙に予め分度器を使って線を書いておいて、定規とカッターで目盛りを彫ります。


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カレンダー穴を開けます。
ケガキをしてから中央部にいくつか穴を開けて、鋼鉄製精密ドライバーをノミにして穴を開けます。
アルミは柔らかいのでノミを手で押し込むだけで切れます。
ノミの尻をハンマーで叩いたりしなくてもいいです。
気をつけないとカレンダー穴の周りも陥没しますので慎重に。。。


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仕上げはヤスリで。
直線になるように調整します。


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円形の切込みの周りをペンチで全周をグイグイやるときれいに取れます。
目盛り入れ、カレンダー穴加工まで切り取らない方が楽に保持できて作業がし易いです。


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取れました。
目盛りの溝を均一に、深くなるように、カッターで数回彫ります。


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針は今回はアルミ缶から切り出しました。
針の穴はムーブメントのツツカナと現物合わせで慎重に広げていきます。


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文字盤の表面を均一に磨いてからスプレーで塗装。
アルコールやシンナーでの脱脂も忘れずに。
塗装前の磨きで塗装の出来が変わります。
大きめのヤスリ傷とかが元になってダマになります。


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目盛りの墨入れはチョークでw
溝が埋まったら指でw拭き取ります。


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意外とキレイにできます。


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インデックスの夜光テープを貼っていきます。
夜光テープはホームセンターなどで買えます。
「蛍光」は光りません。「夜光」を買います。
夜光(蓄光)塗料よりもテープはお手軽です。
サーフェイサー(白色の下地塗料)も不要なので。


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インデックスや針は太すぎるとみっともない(よね?)ので細くします。


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針をつけます。
水平に、互いに干渉しないように気をつけます。
時分針の夜光テープはそのままだと厚過ぎるので表面をよく研いだカッターでそぎ取って薄くしてあります。
それでも秒針は干渉したので、分針の夜光テープに当たらないよう手で曲げました。
カナの長い4番車があればいいのですがそうはいきませんので。
手曲げ針は高級針ですよw


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ケーシングして完成。


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ルミノーバの夜光テープなので明るいです。


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元のファイブの文字盤からロゴのパーツを移植しています。


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セイコーファイブ・フリーガー・マークⅠ(SEIKO5 FLIEGER MARKⅠ)、完成です。


 アラビア数字だったら完全にマークシリーズですが、私には文字盤にプリントする技術がないのでバーインデックスです。セイコーらしくて良いんじゃないでしょうか。12時位置の三角がミリタリー&フリーガーテイストを表しています。
 文字盤の塗装ムラや目盛りのクオリティに不満が残っているのでいずれマークⅡを作るかも知れません。

➢マークⅡ製作記はこちら

〈copyrights@sugi5cats〉
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